OEM/ODM知識2026年10月29日

初めてのスキンケアOEM相談で準備する資料:そのまま使える依頼リスト付き

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Misatsu
OEM/ODM知識
初めてのスキンケアOEM相談で準備する資料:そのまま使える依頼リスト付き

初めてスキンケアの受託製造会社に相談するとき、すべてを決めてから問い合わせる必要はありません。ブランドにどんな印象を持ってほしいか、どんな製品(剤型)をつくりたいか、誰に売るか、いつ発売したいか、どこで売るか。この数点をはっきり伝えられれば、製造会社は開発の方向性の検討を始められます。容器、成分、デザイン、初回ロットの規模など、まだ決まっていない項目はそのまま「未定」と書けば、製造会社が条件に合わせて選択肢を提案します。以下に、そのままコピーして記入できる依頼リストと、製造会社の回答を受け取った後に確認すべき質問をまとめました。

要点まとめ

  • 初めてのスキンケアOEM相談では、すべてを決めておく必要はありません。未確定の項目は「未定」で構いません。
  • 最も重要な情報は、ブランドコンセプト、製品の剤型、ターゲット顧客、効果の方向性、発売時期、販売チャネルです。
  • 効果の方向性は、使う人が感じること(たとえば保湿、さっぱり感)で書きます。治療や消炎などの医療的な表現は使えません。
  • 同じ依頼リストで複数の製造会社に問い合わせると、回答を並べて比較できます。

なぜ先に要望を整理するのか

製造会社が「スキンケア製品をつくりたい」という一言だけを受け取っても、返せるのは「どんな製品をおつくりになりたいですか」だけです。やり取りを何度か重ねるうちに、1〜2週間が過ぎてしまいます。

要望を整理しておくメリットは次のとおりです。

  • 最初の回答から具体的になる:製造会社が、適した剤型の方向性、開発の手順、スケジュールをすぐに伝えられます。
  • 研究開発チームがブランドの雰囲気をつかめる:処方のテクスチャー、香り、使用感は、すべてブランドが与えたい印象のためにあるべきです。伝える内容が明確なほど、試作品はイメージに近づきます。
  • 製造会社どうしを比較できる:同じリストで問い合わせれば、回答を並べて比べられます。

ミサツの場合、取引の最初のステップはヒアリングとポジショニングの整理で、チャネル、ターゲット顧客、剤型、販売地域を話し合い、製品開発依頼書を作成します。先にリストを記入しておけば、このステップがずっと早く進みます。ブランドのポジショニングがまだ固まっていない場合は、スキンケアブランドのポジショニングの決め方を先にご覧ください。

机の上のノートパソコンとノート。製品の依頼リストを整理している様子

依頼リスト(そのままコピーして使えます)

「必須」は製造会社が検討するうえで必ず必要な情報です。「空欄可」はあればより良い項目で、なければ「未定」と書き、相談の中で補えば大丈夫です。

項目書く内容必須/空欄可
1. ブランドと会社の状況ブランド名が決まっているか。会社または個人事業の登記があるか(準備中でも可)必須
2. ブランドコンセプトブランドにどんな印象を持ってほしいか、1〜2文で。ブランド紹介資料やムードボードがあればなお良い必須
3. 製品の種類と剤型美容液、シートマスク、クリーム、化粧水、洗顔料など。迷っている場合は候補を2つ必須
4. 容量1本または1枚あたりのおおよその容量。わからなければ「未定」空欄可
5. ターゲット顧客と使用シーン誰が買うのか、いつ使うのか、なぜ必要なのか必須
6. 効果の方向性保湿、さっぱり感、肌触りがやわらかくなるなど。治療や消炎などの医療的な表現は不可必須
7. 参考製品テクスチャー、使用感、コンセプトが気に入っている製品。製品名や写真を添えて空欄可
8. 配合したい成分・避けたい成分打ち出したい成分、または香料やアルコールなど使いたくない成分空欄可
9. 容器の希望既製品かオリジナルか。スポイトボトル、ポンプボトル、チューブなど希望の形空欄可
10. 初回ロットの規模考えがあれば記入、なければ「未定」空欄可
11. 予算の計画の有無「計画済み」または「未定」で十分空欄可
12. 発売目標時期月や販売シーズン。たとえば母の日前、年末など必須
13. 販売チャネルと地域自社サイト、ECプラットフォーム、実店舗、共同購入など。台湾のみか、どの国へ輸出するか必須
14. 規制関連書類の必要性製品登録、PIF(製品情報ファイル)、輸出書類のサポートが必要か空欄可
15. デザインのサポートロゴ、ボトル、外箱のデザインがすでにあるか。デザイナーがいるか空欄可

以下をコピーし、記入して問い合わせフォームやメッセージに貼り付けてください。

  • ブランド名と会社の状況(必須):
  • ブランドコンセプト(必須):
  • 製品の種類と剤型(必須):
  • 容量(未定可):
  • ターゲット顧客と使用シーン(必須):
  • 効果の方向性(必須):
  • 参考製品(未定可):
  • 配合したい成分・避けたい成分(未定可):
  • 容器の希望:既製品/オリジナル/未定:
  • 初回ロットの規模(未定可):
  • 予算の計画:計画済み/未定:
  • 発売目標時期(必須):
  • 販売チャネルと地域(必須):
  • 規制関連書類:製品登録/PIF/輸出書類/未定:
  • デザインのサポート:必要/デザイナーあり/未定:

各項目が重要な理由

ブランドと会社の状況:台湾では、製品の表示に責任業者の情報を記載する必要があり、化粧品の製品登録(化粧品產品登錄)も事業者として行います。そのため実務上は会社または個人事業の登記が必要で、発売前に済ませておくことをおすすめします。準備中の段階でも問い合わせは可能で、登記の完了を待つ必要はありません。責任の範囲についてはPIFの責任分担:ブランドと製造会社をご覧ください。

ブランドコンセプト:同じ保湿美容液でも、「ミニマルな毎日のケア」と「夜の儀式のようなケア」では、テクスチャー、香り、容器がまったく変わります。研究開発チームが方向性を決めるうえで最も重要な手がかりです。

剤型:開発の進め方と容器の選択を左右します。剤型で迷っている場合は、最初の製品は美容液、マスク、クリームのどれにすべきかをご覧ください。

ターゲット顧客と使用シーン:朝の忙しい会社員は、さっぱりしてなじみの早いものを好む傾向があります。夜にケアする乾燥しがちな大人の肌なら、しっとり感をより重視するかもしれません。シーンが具体的なほど、処方はニーズに近づきます。

効果の方向性:使う人に何を感じてほしいかを書き、医療的な効果は書かないでください。これは後のパッケージのコピーや広告の書き方にも影響します。表現の線引きは化粧品広告の法規制をご覧ください。

参考製品:どんな形容詞よりも役立ちます。「あの製品のようにさっぱりしていて、もう少ししっとり」と言えば、研究開発チームはすぐに理解します。ミサツでは参考製品のテクスチャー、使用感、コンセプトを分析して処方を開発できますが、成分表をそのまま写すことはしません。

指定成分:使いたい特定の原料があれば、ご自身で用意する(支給原料)こともできます。工場に入る前に受入検査に合格する必要があります。特殊な成分も、台湾の法規に適合し、COAとSDSがあれば、安定性と適合性を評価できます。

容器の希望:容器は消費者が最初に目にするブランドの姿です。既製品の容器は選択肢が少ない代わりにスケジュールが短く、オリジナル容器は差別化できる一方で開発期間が余分にかかります。

発売時期:開発にかかる期間は試作から量産までにかかる期間をご覧ください。ダブルイレブン(11月11日、台湾をはじめアジアで大規模なECセールが行われる日)や母の日のような大型の販売シーズンを狙うなら、3〜4か月前から製造会社と話し合うことをおすすめします。

チャネルと地域:輸出する場合、処方に使える成分や必要な書類が変わります。ミサツでは台湾での製品登録とPIF作成をサポートし、CPNP届出や自由販売証明書(CFS)などの輸出書類にも対応しています。

デザイン:デザイナーがいなくても問題ありません。ミサツには提携するデザインチームがあり、ロゴ、ボトルのパッケージ、外箱を制作できます。ご自身のデザイナーがいる場合は、ミサツが抜き型の図面を提供し、デザイン完成後に法規チェックと入稿前チェックをお手伝いします。

決まっていないことは「未定」で大丈夫

「容器がまだ決まっていない」「ブランド名が決まっていない」という理由で、問い合わせをためらう方は少なくありません。実は製造会社の最初の回答は、もともと未定の項目を一緒に絞り込むためのものです。

「未定」と書くときは、考えていることを一言添えると効果的です。たとえば次のように書きます。

  • 容器:未定。シンプルで上質に見えるものが希望。
  • 初回ロットの規模:未定。まずアドバイスを聞きたい。
  • 剤型:美容液かクリームで迷っている。

こうすれば、製造会社は答えを1つだけ出すのではなく、比較できる形で提案すべきだとわかります。

記入例

以下は記入の程度を示すための架空の例で、実際のお客様ではありません。

  • ブランド名と会社の状況:ブランド名は決定済み、会社は登記手続き中
  • ブランドコンセプト:忙しい会社員のためのシンプルなケア。これ一本で、べたつかない
  • 製品の種類と剤型:美容液
  • 容量:未定
  • ターゲット顧客と使用シーン:25〜35歳の会社員、朝出かける前に手早くケア
  • 効果の方向性:保湿、肌触りをやわらかく
  • 参考製品:未定
  • 配合したい成分・避けたい成分:香料無添加を希望
  • 容器の希望:スポイトボトル。既製品かオリジナルかは未定
  • 初回ロットの規模:未定
  • 予算の計画:未定
  • 発売目標時期:来年の母の日前
  • 販売チャネルと地域:自社サイトとSNS、まずは台湾で
  • 規制関連書類:製品登録とPIFのサポートが必要
  • デザインのサポート:外箱のデザインが必要、ロゴは作成済み

この程度の情報があれば、製造会社は開発の方向性、手順、スケジュール、次に確認すべき事項を回答できます。

製造会社の最初の回答の後に確認すべき質問

最初の回答では、通常、おおまかな流れとスケジュールが示されます。回答を受け取ったら、以下の質問で詳細を補いましょう。複数の製造会社を比較するときにも役立ちます。

観点確認すべき質問
試作試作品は何種類提供されるか。微調整は何回まで含まれるか。期間はどのくらいか。大きく方向性を変える場合はどう対応するか。
スケジュール処方確定から納品までどのくらいかかるか。どの工程が最も遅れやすいか。容器は在庫品か、受注生産か。
品質安定性試験ではどんな項目を確認するか。完成品の出荷判定前にどんな検査を行うか。出荷時に試験成績書(COA)は付くか。保管サンプルを残すか。
規制関連書類製品登録とPIFは誰が担当するか。こちらはどんな資料を用意すればよいか。表示の文言の法規チェックをサポートしてもらえるか。
契約と権利処方は既存処方かオーダーメイドか。処方の帰属はどう取り決めるか。秘密保持契約(NDA)はいつ締結するか。
マーケティング素材主要成分の説明、使用方法、使用できる表現など、マーケティングに使える製品資料を提供してもらえるか。
今後の展開将来同じシリーズの製品を増やす場合、処方や容器を流用できるか。

ミサツの場合、契約段階で最終的な処方と容器の仕様を確定し、製造委託契約と秘密保持契約を締結します。完成品は微生物検査に合格してから出荷判定され、出荷時には試験成績書を添付し、保管サンプルを残します。

製品資料を受け取ったら、発売に向けたコンテンツと情報発信の準備を始められます。スキンケア製品発売前のマーケティング準備をご参照ください。

研究室で顕微鏡を使ってサンプルを確認する研究員

よくある質問

Q: 会社をまだ設立していなくても問い合わせできますか?

はい、できます。ブランドコンセプト、処方の方向性、スケジュールについての初期の相談に会社登記は必要ありません。ただし台湾では、製品の表示に責任業者の情報を記載する必要があり、製品登録も事業者として行うため、実務上は会社または個人事業の登記が必要です。発売前に登記を済ませ、そのうえで製品登録とPIFの準備を完了させることをおすすめします。詳しくは台湾の化粧品製品登録とPIF作成の完全ガイドをご覧ください。

Q: アイデアしかなく、剤型も決まっていません。それでも問い合わせできますか?

はい。最初の回答は方向性の提案が中心になります。ブランドのポジショニングから一緒に計画したい場合は、Mymind Labをご覧ください。

Q: 同じリストを複数の製造会社に送ってもいいですか?

はい、むしろおすすめします。同じリストで問い合わせれば、回答を比べたときにどこが違うのかがわかります。製造会社選びのポイントは台湾でのスキンケア受託製造会社の選び方をご参照ください。

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自社ブランドのスキンケアをお考えですか?

すべて決まっていなくても大丈夫です。未定の項目は「未定」と書いてください。開発の方向性を一緒に整理します。

  • ブランドコンセプトとターゲット
  • 作りたい製品の種類(美容液、マスク、クリームなど)
  • 発売予定時期と販売チャネル

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